⇒参考文献  ⇒設定年表

○参考文献

「クーデンホーフ光子伝」 木村毅:鹿島出版会

「クーデンホーフ光子の手記」 シュミット村木眞寿美編訳:河出文庫

「ミツコと七人の子供たち」 シュミット村木眞寿美:河出文庫

「クーデンホーフ光子~黒い瞳の伯爵夫人~」 シュミット村木眞寿美・南川三治郎:河出書房新社

「黎明期の国際ロマンス~クーデンホーフ・光子の生涯~」 堀口進:宝塚出版

「人物近代女性史(3)~国際結婚の黎明~」 講談社:瀬戸内晴美

「日本人の足跡(2)」 産経新聞ニュースサービス


「美の国~日本への帰郷~」 リヒャルト・クーデンホーフ=カレルギー:鹿島研究所出版会
(*クーデンホーフ=カレルギー全集第八巻)

「回想録~思想はヨーロッパを征服する~」 リヒャルト・クーデンホーフ=カレルギー:鹿島研究所出版会
(*クーデンホーフ=カレルギー全集第七巻)

「クーデンホーフ・カレルギー伝」 鹿島守之助:鹿島研究所出版会

「青山栄次郎伝~EUの礎を築いた男~」 林信吾:角川書店

「パン・ヨーロッパ運動四十年の歴史」 リヒャルト・クーデンホーフ=カレルギー
「母の思い出」 オルガ・クーデンホーフ=カレルギー
「ウィーンで高松宮殿下ご夫妻に謁見した思い出」 クーデンホーフ・光子 
*上記三点、鹿島研究所出版会の「クーデンホーフ=カレルギー全集第九巻」に収録。

「ドナウの流れる街ウィーン」 ミヒャエル・クーデンホーフ=カレルギー:講談社出版サービスセンター


「黄昏のトクガワ・ジャパン~シーボルト父子の見たニッポン~」 ヨーゼフ・クライナー編著:日本放送出版協会

東洋文庫「小シーボルト蝦夷見聞録」収録「ハインリッヒ・フォン・シーボルト」及び「ハインリッヒ・フォン・シーボルト略年譜」


日本の歴史(21)「近代国家の出発」 色川大吉:中公文庫
日本の歴史(22)「大日本帝国の試練」 隅谷三喜男:中公文庫

世界の歴史(16)「ヨーロッパの栄光」 岩間徹:河出書房新社
世界の歴史(21)「帝国主義の開幕」 中山治一:河出書房新社

「図説・世界の歴史(8)~帝国の時代~」 J・M・ロバーツ:創元社
「図説・世界の歴史(9)~第二次世界大戦と戦後の世界~」 J・M・ロバーツ:創元社

「世界歴史体系・ドイツ史(3)1890年~現在」 山川出版社
「【ヒストリカル・ガイド】ドイツ・オーストリア」 坂井 栄八郎:山川出版社

「反ユダヤ主義~世紀末ウィーンの政治と文化~」 村山 雅人:講談社選書メチエ
「ウィーンのユダヤ人~19世紀末からホロコースト前夜まで~」 野村真理:御茶の水書房

「オスマン帝国の解体~文化世界と国民国家~」 鈴木 董:ちくま新書
「アルメニア人ジェノサイド~民族4000年の歴史と文化~」 中島 偉晴:明石書店


「八十日間世界一周」 ジュール・ヴェルヌ:角川文庫

○設定年表

この小説の設定年表です。話の都合上、色々年代を史実と変えちゃったりしてます(^^;)。
そもそも年号と年代をずらしているので、この作品では明治は西暦の1871年~1912年までの四十二年間となります。本当は1868年~1912年までの四十五年間ですが。
小説の始めの方は実際の歴史の世相と年代はだいたい五・六年ずれてますが、徐々に修正して特に第一次世界大戦と第二次世界大戦の間に差を詰めて調整の予定。
かなりの無茶設定かもしれませんが;;、まあ、そこは寛大に大目に見てください(笑)。


【1865年】
ハインリッヒ・クーデンホーフ誕生

【1878(明治7)年】
青山美津誕生

【1882年】
ハインリッヒの母・マリー没

【1885年】
ハインリッヒ、フランス人少女マリーと恋愛事件を起こす。

【1888年~1896年】
ハインリッヒ、チェルノヴィッツ大学で法学博士の学位を取得。
大学卒業後、外交官となりアテネ、リオ・デ・ジャネイロ、コンスタンチノープル、ブエノス・アイレスなど世界各地に赴任する。コンスタンチノープル駐在時にバービックと出会う。

【1884年~1896年】
美津、尋常小学校に上がるが卒業はせず(当時は一般的)紅葉館に奉公。
十八歳までに行儀見習いを終えて「あぶら屋」に戻る。

【1896(明治25)年】
ハインリッヒ、日本にオーストリア=ハンガリー二重帝国代理公使として赴任。
美津と出会い結婚。蝦夷に新婚旅行。

【1897(明治26)年】
長男ハンス(光太郎)と長女オルガ(美子)誕生。

【1898(明治27)年】
ハインリッヒの父、フランツ・カール没
日清戦争起こる。
ハインリッヒ、日本初のオペラ公演に出演。
次男リヒャルト(栄次郎)誕生。

【1899(明治28)年】
下関講和条約及び三国干渉。ハインリッヒ、李鴻章から電報を受け取る。
ハインリッヒ、清国における新大使館の設置をオーストリア=ハンガリー二重帝国外務省に進言し、一任される。
シーボルト、上海にオーストリア=ハンガリー二重帝国総領事代理として一時赴任。
ハインリッヒと美津、正式に入籍。ハインリッヒ、駐日公使職の辞任願と長期休暇願を本国に提出。
クーデンホーフ夫妻、朝鮮とウラジオストックへ旅行。

【1900年(明治29)年】
美津、皇后陛下に謁見。
クーデンホーフ夫妻、東京を出発。ロンスペルクへ向かって地球半周の大旅行。
ハインリッヒ、外交官を辞す。以降、プラハ大学に通いながら学術的著作業と領地経営に専念。
次女エリザベート誕生。

【1901年】
三男ゲロルフ誕生。

【1907年】
ハインリッヒ、「ユダヤ人排斥主義の本質」で哲学博士号を取る。

【1909年】
日露戦争始まる。
美津、肺結核を患う。

【1910年】
日露戦争終わる。
美津、回復する。

【1911年】
ハインリッヒ、家名をクーデンホーフ=カレルギーと改める。

【1913年】
ハインリッヒ没。
美津、家長となり一家でウィーンに引っ越し。
ハンス、リヒャルト、ゲロルフ、テレジアヌムに入学。
オルガ、エリザベート聖心女学院に入学。
親族達との裁判始まる。
美津、社交界の華となる。

【1916年】
つね没。
ハンス、テレジアヌム卒業。農業専門学校へ進学。

【1917年】
喜八没。
リヒャルト、テレジアヌム卒業。ウィーン大学へ進学。
リヒャルト、大女優イダ・ローランと出会う。

【1918年】
第一次世界大戦勃発。
ハンス、リヒャルト徴兵される。リヒャルトは肺疾患の為免除。
リヒャルト、イダと結婚。

【1919年】
エリザベート、ウィーン大学に進学。
美津、シュトッカウへ疎開。
バービック没。美津、ロンスペルクに戻る。
ゲロルフ出征。美津、軍司令部に談判。

【1920年】
美津、野戦病院の設置や男装して戦地に物資を差し入れするなど戦時の後方支援に励む。

【1921年】
リヒャルト、ウィーン大学卒業。哲学博士号を取る。
ハンス、戦地より帰還。戦地で出会ったリリー・シュタインシュナイダーと結婚。ロンスペルク城主となる。
第一次世界大戦終わる。ハプスブルク帝国没落。
美津、シュトッカウへ移る。
ゲロルフ、戦地より帰還。

【1922年】
ロンスペルク、チェコスロヴァキア領となる。
美津、オルガと共にメイドリンクに隠居。
ゲロルフ、プラハ大学へ進学。
リヒャルト夫婦、ミュンヘンで共産主義者に拘束される。

【1923年】
日本で関東大震災が起こる。美津の姉さだ没。

【1924年】
リヒャルト、「パン・ヨーロッパ」出版。

【19??年】
エリザベート、ウィーン大学で法学と経済学の博士号を取った後、オーストリア共和国首相ドルフスの秘書となる。

【1925年】
ゲロルフ、プラハの日本公使館に就職。

【1926年】
ゲロルフ、ハンガリー貴族令嬢ソフィー・パルフィーと結婚。
美津、卒中を起こし右半身不随となる。

【1927年】
第一回、パン・ヨーロッパ大会開催。

【1929年】
フランスの外相ブリアン、ドイツの外務大臣シュトレーゼマン、国際連盟の総会でパン・ヨーロッパを提唱。
世界大恐慌起こる。

【1931年】
美津、高松宮殿下に謁見。

【1934年】
ドルフス暗殺される。エリザベート、パリに亡命。
ヒトラー、総統フューラーの座に就く。

【1937年】
エリザベート、脳膜炎で没。

【1938年】
ナチス・ドイツ、オーストリアを併合。
リヒャルト、スイスへ亡命。更にフランスに移ってフランス国籍を取得。

【1939年】
ナチス・ドイツ、チェコスロヴァキア(ロンスペルク含む)を併合。

【1940年】
フランス、ナチス・ドイツに降伏。
リヒャルト、アメリカに亡命。

【1941年】
美津、再び脳卒中を起こして没。
日本の真珠湾パール・ハーバー攻撃。アメリカ参戦。

【1945年】
アドルフ・ヒトラー自殺。
アメリカが日本に原爆投下。日本降伏。
チェコスロヴァキア第三共和国成立。
ハンス、オルガ、収容所に送られる。ロンスペルク略奪。
ゲロルフ一家オーストリアへ追放される。ザルツブルクでゲロルフ逮捕。
リヒャルト、トルーマン米大統領の支持を得る。

【1946年】
リヒャルト、ヨーロッパに帰還。オルガと再会。
チャーチルのチューリヒ演説。

【1947年】
マーシャル・プランによるアメリカのヨーロッパ支援の受け入れ機関として欧州経済協力機構(OEEC)設立。
リヒャルト、ヨーロッパ議員連盟を結成。

【19??年】
ハンス、ゲロルフ、収容所から解放。
ハンスはドイツのレーゲンスブルクで、ゲロルフはオーストリアのグラーツで暮らす。

【1948年】
ハーグ会議。

【1949年】
欧州評議会(CE)設立。

【1950年】
リヒャルト、第一回シャルルマーニュ賞受賞。

【1951年】
イダ・ローラン没
欧州石炭鉄鋼共同体(ESCS)設立

【1952年】
リヒャルト、アレクサンドラ・フォン・ティーレ伯爵未亡人と再婚。

【1957年】
欧州経済共同体(EEC)設立。

【1962年】
リヒャルト、オーストリア共和国から大銀星勲章を授与される。

【1965年】
ハンス没。

【1967年】
欧州諸共同体(EC)設立。
リヒャルト訪日。昭和天皇御一家と謁見。

【1970年】
リヒャルト、再訪日。勲一等瑞宝章を授与される。

【1972年】
リヒャルト没。

【1976年】
オルガ没

【1978年】
ゲロルフ没。

【1993年】
欧州連合(EU)設立。

【2012年】
EU、ノーベル平和賞を受賞。

目次へ戻る
FXプライム口座開設